化学・素材メーカーは、コロナ特需により半導体・ディスプレイ向け材料の販売が好調に推移した。 2023年は厳しい外部環境に翻弄されそうです。
現在、大手化学・素材企業の事業環境は急速に悪化しています。 2023 年度（2024 年 3 月に終了）にはいくらかの改善が見込まれますが、楽観はできません。 11月の各社の2022年度中間決算発表では、通期業績予想の下方修正が相次いだ。 2021年度は、北米の寒波による一部ケミカル製品の市況高騰などの一時的な要因により増益。 最初からリアクションが織り込まれています。 厳しい見通しの理由は、予想外のマイナス面です。
その一つに、新型コロナウイルス感染症の影響下においても好調を維持してきた半導体関連や電子材料産業の減速が挙げられます。 2022年度半ば以降は、外出自粛の特需サイクルによりパソコンやスマートフォンの販売が大幅に落ち込み、大型テレビの生産も調整される。 その結果、半導体関連材料やフィルムなどのディスプレイ材料の販売数量は、各社とも減少傾向にあります。
